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入社してわずか数日で新入社員が突然退職する「超スピード退職」や、入社初日から退職代行サービスへの依頼が相次いでいるといったニュースを耳にした人も多いのではないでしょうか。中小企業にとって、人材の確保と定着は大きな経営課題となっています。

こうした中、日本人事経営研究室株式会社が、全国の中小企業で働く18歳〜29歳の一般社員100名を対象に実施した「職場環境に関する調査」に注目が集まっています。

■入社半年以内に退職を検討したZ世代社員は約3割
①入社半年以内の退職検討経験

まず Z 世代社員に対し、入社半年以内に退職を検討したことはあるかを聞いたところ、29.0%の方が検討した経験があると回答。

②退職検討理由

退職を検討した理由については、「給与や待遇への不満」が最も多く48.3%。次いで「職場環境(人間関係・労働時間など)」が44.8%、「上司への不満」が41.4%という結果になりました。

さらに、「会社や自分の将来性に不安を感じた」が34.5%、「仕事のやりがいがなかった」が24.1%となっており、入社から半年以内であっても、キャリアへの不安や仕事のやりがい不足が退職を考える要因になり得ることが分かりました。

■「会社がホワイトすぎてつまらない」 Z世代社員は成長を求める傾向
⑤ホワイト企業すぎてつまらないと感じた?

劣悪な労働環境を強いる企業を指す「ブラック企業」という言葉がある一方で、働きやすい環境が整い、社員の満足度が高い企業は「ホワイト企業」と呼ばれます。

Z世代社員に対し、入社後に「会社がホワイトすぎてつまらない」と感じたことがあるかを尋ねたところ、「かなり感じたことがある」と「少し感じたことがある」を合わせて17.0%となりました。

⑥ホワイトすぎると感じた理由

具体的にどのような点を「ホワイトすぎる」と感じるのかを聞いたところ、「挑戦的な業務が与えられず、自己成長を感じない」が41.2%で最多となりました。次いで、「業務があまりにも簡単でやりがいを感じられない」が35.3%という結果でした。

この結果から、Z世代社員は経営層が考えている以上に、仕事を通じた挑戦や成長の機会を求めている傾向がうかがえます。

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日本人事経営研究室株式会社の代表取締役・山元浩二氏は、今回の調査から若手社員の早期離職の要因として、大きく2つのポイントが見えてきたと話します。それは、「入社前後のギャップ」と「成長機会を見いだせないこと」です。

山元氏は、「Z世代の7割が入社後にギャップを感じており、入社前に抱いていた期待やイメージと、入社後の現実との間に大きな乖離があることが分かりました。また、2割近くが『ホワイトすぎてつまらない』と感じており、その理由として『挑戦的な業務が与えられず自己成長を感じない』が4割を超えています。若手社員が求めているのは、単なる働きやすさではなく、成長に向けて挑戦できる環境であることも見えてきました」と述べています。

今回の調査から、Z世代社員の早期離職には、待遇や職場環境への不満だけでなく、入社前後のギャップや成長機会の不足も影響していることが分かりました。中小企業には、働きやすさに加えて、若手社員が挑戦しながら成長を実感できる職場づくりが求められています。