舞台『結城友奈は勇者である』01

今年10周年を迎えるのは人気TVアニメ「結城友奈は勇者である」。2014年のTVアニメ放送以降、多くのファンに愛されているこの「ゆゆゆ」の舞台化が発表されました! 舞台「結城友奈は勇者である」で結城友奈役を務めるのは本西彩希帆さん。東郷美森役の大森莉緒さんと共に意気込みを語ってくれました。
■全編を通して結城友奈の魅力を見せたい
舞台『結城友奈は勇者である』

今回上演されるのはアニメ第1期の物語。本西彩希帆さん、大森莉緒さんだけでなく、犬吠埼風役・原田清花(STU48)さん、犬吠埼樹役・岡田あずみ(STU48)さん、三好夏凜役・伊藤優衣さんの出演もすでに発表されています。舞台でどんな姿を見せてくれるのか、楽しみにしているのは本西さんや大森さんも同じでした。

本西:いろんな問題に直面しても、真っ向から向かっていける強さがあるのが、友奈ちゃんの魅力だと思うんです。誰かのために頑張れる子ですよね。タイトルも「結城友奈は勇者である」だし、全編を通してそんな彼女の魅力を見せたいんです。

大森:そんな親友の友奈ちゃんのために戦うのが美森ちゃんです。私が演じる美森ちゃんは真面目でおっとりした性格。私と真逆の性格なんです。だからこそ演じるのが今から楽しみです。

舞台『結城友奈は勇者である』04

本西:私も友奈ちゃんとは性格が違うかな・・・。子どもの頃は友奈ちゃんみたいに真っ直ぐだったけど、大人になった今は回避方法を覚えちゃった(笑)。でも、友奈ちゃんの持つ真っ直ぐな心って忘れちゃいけないと思うんですよ。

本西さんの言葉に大森さんも頷きます。

大森:大人になるといろいろ考えちゃうけど、大事なことを思い出させてくれるよね。

作中で描かれるのは女子中学生たちの戦いや日常。二人はどんな学生時代を送っていたのでしょうか。

本西:私は中学時代はバレーボール部に所属していました。運動するのが大好きなんです。クーラーがない体育館で汗だくになりながら毎日練習していたのが、青春だったなって感じます。

大森:私も運動が好きで運動部に入りたかったんだけど、子どもの頃から芸能活動をしてたので難しかったんです。だから中学校では手話部に入りました。

本西:手話部?

舞台『結城友奈は勇者である』03

大森:そう。歌いながら、歌詞に合わせて手話をするの。高校生になってからは軽音楽部に入ってドラムを担当してました。それまでは歌しかやったことなかったんだけど、先輩が叩いてるのを見てむちゃくちゃかっこいいと思って。

学生時代を楽しんでいたふたりの表情を舞台で見ることができるかもしれませんね。

■見たいと思っているシーンがすべて見所に
これから稽古を経て、舞台は10月に本番を迎えます。二人の会話は自然と舞台への意気込みへ。

大森:戦闘シーンや、日常の何気ないシーン。ほかにも衣装やウィッグ、変身シーンはどうなるの、とかとにかく見所がたくさんある舞台です。身体を動かすのが好きだから、戦闘シーンもしっかり見てもらいたい!

本西:武器を使いながら戦う役は今までも経験があったんですけど、友奈ちゃんは武器がないんですよ。そこは自分の中でも模索しながらになると思います。あと、普段は冷静な東郷さんが友奈ちゃんのために感情的になるところが好きなんです。そこはすごくファンとして見たいし。その気持ちを受けて、自分が友奈ちゃんを演じるのもすごく楽しみです。

大森:彩希帆ちゃんがあまり明るい役をやったことないって言ってたから、どんな友奈ちゃんを見せてくれるのか私も楽しみ。

本西:がんばります(笑)。

舞台『結城友奈は勇者である』02

最後に、舞台を楽しみにしているみなさんにメッセージをいただきました。

本西:原作の良さを舞台にいただいて、ステキな作品が作れるようにがんばります。みなさんが見たいと思っているシーンが全て見所だと思っています。ぜひ劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。

大森:原作のファンの人はもちろん、知らない人にも見ていただきたい舞台だなと思っています。役と向き合ってがんばりますので、ぜひ劇場に足を運んでください!

10周年というメモリアルイヤーに、ゆゆゆの世界が舞台に登場! 舞台『結城友奈は勇者である』は2024年10月12日(土)〜14日(月・祝)までところざわサクラタウン ジャパンパビリオンホールAにて上演されます。

■舞台『結城友奈は勇者である』
上演日程:2024年10月12日(土)~10月14日(月・祝)
会場:ところざわサクラタウンジャパンパビリオンホールA

ヘアメイク:松前詠美子
文・写真:西岡舞子