
2020年春、5年ぶりに「男子新体操」をテーマにした舞台『タンブリング』が、帰ってくることがわかりました。主演を務めるのは元気のある若手俳優陣の中でも特に注目されている高野洸と西銘駿。新生タンブリングの誕生にふたりが意気込みを語ってくれました。

2010年4月、TBS系土曜よる8時に放送された男子新体操をテーマに家族や友情との絆を描いた青春ドラマ「タンブリング」。まだ世間が“男子新体操”の存在を知らなかった当時、いち早くその魅力に目をつけたこのドラマは、主人公たちの男子新体操を通して一生懸命やることの素晴らしさ、仲間 の大切さを学び成長していく姿が、たくさんの共感を呼び、さらに俳優陣が吹き替え一 切なしで男子新体操に挑む姿には多くの視聴者を感動させました。
その後、同年9月にドラマの主要キャストだった大東駿介主演で、舞台化すると、続いて、翌年5月には、若手実力派俳優菅田将暉を主演に起用し「タンブリング」Vol.2を、東京・大阪・名古屋の3都市で公演。そしてvol. 3では柳下大、vol.4では中尾明慶、FAINAL では松下優也を主演に据え、千葉 雄大や志尊淳など話題のキャストを起用しています。
多くの人気俳優を輩出している「タンブリング」。今作で主演を務める高野洸さんは人気ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズで膝丸役として出演するなど多くの作品に出演するほか2019年2.5次元俳優ベスト10(オリコン調べ)に入るなど、 今エンタメ界が最も注目している若手俳優。また西銘駿さんは多くのドラマや映画など映像作品に出演する一方、舞台「おおきく振り かぶって」「ダンガンロンパ3」では主演を務めるなど、活躍の幅を広げています。このふたりがタッグを組んだということでさっそくお話しをうかがいました!
◾️主演を務める高野さん、西銘さんのコメントを紹介!
出演が決まった際、高野さんは「タンブリング」の歴史と自身の芸能生活についても振り返ることになったといいます。
高野:「タンブリング」自体は10周年ですが、僕個人的にドラマの第9話に出演させてもらっているんです。芸能をはじめてすぐの時にやらせてもらっていた作品でもあり、今までそうそうたる方々が出演してきた作品に出ることができ、絶対にがんばっていい舞台にしたいなと思いました。
また、西銘さんは共に主演を務める高野さんと作品を作り上げるということを楽しみにしているようでした。
西銘:10周年を迎える作品ってなかなかない。そういう大きな作品に、同い年で友だちでもありライバルでもある(高野さんと)出ることが決まった。『仮面ライダー』の時に共演したことがあるんですけど、そこから4年経ってお互いの成長した姿というのを届けることができるというのはありがたいことで、出演が決まったときは嬉しかったです。
すでに仲の良さを感じさせるふたりですが、舞台に向けて新体操を舞台上で披露するということについてまだ不安があると話します。
西銘:今までもスポーツはしていましたが球技系だったので、こういうアクロバットなものは初めて。身体の使い方がすべて違って大変だなと感じました。(本番までの)この半年でどれだけ自分を追いつめていいものを届けることができるのかな、と今はまだ不安の方が大きいのですが、がんばりたいと思っています。
高野:新体操をやるということで、稽古期間中に仕上げていかないといけないのもありますが、初日入っても安心できないですね。全部走り抜けるということが難しいんじゃないかなと、そこは心配です。お芝居だけでも舞台上ですごく疲れるのに、そこに新体操が入ることでみんなで呼吸を合わせて集中していかなくてはいけない。きちんと丁寧にやっていかないと(ケガなどの心配もあり)あぶないのではないかと、ちょっと不安はあります。でも大きい劇場でよかったなと思ってます。楽屋が広いのできちんと休める(笑)。
西銘:そこの心配なの(笑)?
また、見どころは新体操の演技だけではありません。
高野:ふとした瞬間に「懐かしいな」と思うシーンがあり、僕はそこが好きです。合宿の夜、みたいなシーンがあるんですが、そういう学生の生活というのを取り戻せるんじゃないかな。
新体操という競技を通じながら描かれる青春。未来へ向かって前を向く彼らの物語にも熱くなれそうですね。
このインタビューは2回お稽古を終えたというタイミングで行われたのですが、これからますます本格化し舞台が作りあげられていきます。
西銘:僕たちも緊張感をもって舞台に立つんですが、その緊張感がお客さんにも伝わればいいなと思います。本当に新体操をみている気分で「失敗しないで」ってハラハラドキドキしながら見てもらえると嬉しいです。
舞台ならではの男子新体操団体のダイナミックな動きと華麗なダンス、胸を熱くさせる青春ストーリーで、多くのファンを獲得している「タンブリング」。ドラマ開始当時から見てみると、競技人口は倍になり、2016年リオオリンピックの閉会式でも、男子新体操のパフォーマンスは注目されていました。その人気を押し上げた不朽のエンターテインメントが、注目のふたりによって復活です!
◾️公演概要
脚本:渡辺啓
演出:中屋敷法仁
出演:高野洸 西銘駿
元木聖也 納谷 健 本田礼生 加藤 将 北乃颯希
野口 準 宇佐卓真 西野太盛 梶原 颯 バーンズ勇気 他
<東京公演>
劇場:TBS 赤坂 ACT シアター
日程:2020 年 4 月 19 日(日)~29 日(水)
<大阪公演>
劇場:COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホール
日程:2020 年 5 月 9 日(土)~10日(日)
チケット価格:
マネージャーシート<非売品グッズ付き・前方エリア確約>15,000 円(税込・全席指定)
指定席 9,000 円(税込・全席指定)
企画・製作・主催
舞台 『タンブリング』 2020 製作委員会