RULO

2018年3月に創業100周年を迎えるパナソニック。スマートフォンで操作できるロボット掃除機や、洗濯機、エアコンなど新商品を発表した。

■3つのセンサー搭載のロボット掃除機RULO(ルーロ)
まずは3つのセンサーを搭載、アプリとの連携機能も追加したロボット掃除機「RULO(ルーロ) MC-RS800」(市場想定価格は15万円前後)。10月末より発売されるこのロボット掃除機は従来より搭載していた赤外線センサー、超音波センサーに加え、レーザーセンサーが新たに搭載されている。3つのセンサーで室内を正確に検知することができるというわけだ。

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スマートフォンのアプリを使うことで、掃除したい範囲を簡単に選択できたり、特にゴミが多かったエリアを表示させることも可能。お掃除ロボットを購入する人の動機としては「仕事や家事が忙しく掃除機をかける時間がない」というものが1位だったが(パナソニック調べ)、これからの便利な機能を活用することで外出中にしっかりと掃除することができそうだ。

■液体洗剤・柔軟剤の自動投入! 業界初の洗濯機が登場
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10月下旬に発売されるのはドラム式洗濯乾燥機「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX9800」(市場想定価格は38万円前後)。これは液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能が搭載されており業界初となる。

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本体にあらかじめ投入いた洗剤や柔軟剤が、洗濯時に布量を検知して、洗剤や柔軟剤を自動で投入するというもの。

洗剤や柔軟剤を毎回、計量、投入する必要がないため、時間の短縮に繋がるという。洗剤の銘柄はスマートフォンのアプリから設定することもできる。投入にはピストンポンプが使われているが、経路に残った洗剤も毎回洗い流す仕組みになっている。

もちろん、外出先から洗濯機の運転を開始させることも可能で、運転終了のお知らせもアプリで知ることができる。洗い上がりを帰宅時間に合わせることが可能なので便利に活用できそうだ。


■ビッグフィルターで空気まできれいにしてくれるエアコン登場
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10月下旬より販売される「Eolia(エオリア) WXシリーズ」は、従来比67倍のビッグフィルターを搭載した高級ラインだ(市場想定価格は32~43万円前後)。

従来の機能に加え新モデルでは「清潔性」に注目。新たな機能として「空気清浄」機能が登場した。今まも空気清浄機フィルターは搭載されていたが、今回はそのサイズが約67倍に。ホコリなどをしっかり捕らえる静電式フィルターが搭載されている。

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こちらは煙を使った実験。ボックスの中に充満した煙がみるみるうちにきれいになるのがわかる。左が今回発表された新モデルで右は従来モデル。

もちろんこちらもアプリを使ってスマートフォンから操作することができる。本体に内臓された無線LANのおかげで今までより手軽に連動も可能。外出先から、温度設定などができるほか、ホコリセンサーの検知結果なども確認できるので、帰宅時に快適な空調で過ごすことができるだけでなく、ペットを飼っている人にもうれしい。

日常の細かなストレスを解消してくれる今回の新商品。時代と共に変化していくライフスタイルや消費者の要望に応えるラインナップだといえそうだ。