Dizzy

デビューから10周年。ネオビジュアル系として登場したロックバンド「ナイトメア」はその後、着実にキャリアを積み重ねている。7月にはフランスで開催されたJAPAN・EXPOにも出演し、初の海外公演も成功させた。

リリースしたシングル「Dizzy」も絶好調なナイトメアに、デビュー10周年を迎えた心境を聞くことができた。

■10年の間で積み重なるプロ意識
10年間を駆け抜けた彼ら。立ち止まり、振り返ることはしない彼らに、あえてこの10年を振り返ってもらった。

YOMI: 当時思っていたような、なりたかった自分にはまだ追いついていない。自分の中の合格ラインには達していないんですよね。それは当時の理想が高かったのかもしれないけど(笑)。その一方で感じるのは、メンバーひとりひとりに、プロとしての自覚が芽生えてきたということ。10年前のデビューした直後はやっぱり、プロとしての意識は低かったかもしれない。

まだまだだ、と感じながらも実直に活動してきたからこそ10年経って確実に積み重ねられてきたプロ意識。その積み重ねは、先日のフランス公演での感動にもつながっている。

咲人: JAPAN・EXPOにはフランスだけじゃなくて、待ってくれていた近隣の国の人たちも来てくれてたんだけど、日本語で書いた手紙をくれたり、声援を送ってくれたりしましたね。ライブ中も日本とは違う熱を感じることができたのは、いい経験だった。待っててくれている人がいるとは話では聞いてたけど、行ってみるまでは実感がなかったので、これからも求められるのであればどんどん海外にも行きたい。


■もっと視野を広げていく時期に来ている
これからナイトメアはどう進化していくのだろう。また、彼らに憧れているバンドマンには何を語るのだろうか。

柩: バンドとしては13年。これからはもっと視野を広げていかないといけない時期に来ていると思う。曲調がというわけではなく、人間的にもっとPOPになりたい。POPにというのは「俺たちはこうだから」と決め付けるのではなく、もっと挑戦していくということ。

進化を止めない彼らの原動力は音楽への想いだ。

RUKA:「やりたいからやる」、「やめたくなったらやめる」そういうスタンスで音楽やバンドをしています。今がんばっている人たちには、本気でやったらいずれ何かしら形になるって伝えたい。

バンドに対する素直な気持ちに向き合う彼らに、予定調和な未来はない。だからこそ、ファンは惹きつけられ、音楽を志す人たちは憧れるのだろう。


■ナイトメアが今一番はまっていること
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音楽にマジメで正直な彼ら。忙しい毎日の中で息抜きはあるのか聞いてみた。

YOMI: 美顔器
「丸顔なので小顔対策しています(笑)。お気に入りは電気が流れるEMS美顔器」

柩: アロマキャンドル
「ゲームは好きだけど、最近はあんまりゲームモードじゃないんですよね。でもアロマキャンドルやお香などいい匂いのするものにはまっています。身の回りがお気に入りの匂いだと落ち着く」

咲人: 水泳
「30過ぎるといろんなところにガタがくる(笑)。最近疲れやすいから持久力を鍛えないとと思っていたところで、水泳にはまりました。きっかけはカンボジアで滞在したホテルのプールがよかったこと」

Ni~ya: 釣り
「実は日焼けもあまり気にしません。時間に余裕があるときは泊まりでいくけど、今年は全然いけてないですね。釣りのベストシーズンは9月、10月なので行きたいですねー」

RUKA: グーグルストリートビュー
「フランスで滞在していた場所をグーグルマップやストリートビューで見るのが楽しみ。実家とかも見ることができるし、グーグルストリートビューって超楽しいんですよ」

RUKAがはまっているという「グーグルストリートビュー」。他のメンバーも見ているようで、柩の「最近は、店の中も見ることができるんだよ」という発言に大盛り上がりだった。「いつか特典としてYOMIの家の中をグーグルストリートビューで公開してみては?」という提案(?)にYOMIは「それで話題になればいいけど、ならなかったら家の中が晒されるだけ」と苦笑い。この日は取材Dayということで、朝から多くの媒体に対応してきた彼らだが、明るく和やかな雰囲気が印象的だった。

■information
ニューシングル「Dizzy」好評発売中

ライブ情報:
NIGHTMARE WINTER TOUR2013
11月20日(水)川崎/CLUB CITTA'
11月26日(火)大阪/なんばHatch
11月28日(木)福岡/Zepp Fukuoka
11月29日(金)愛知/Zepp Nagoya
12月01日(日)東京/TOKYO DOME CITY HALL
12月08日(日)宮城/イズミティ21

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