夏のネイル事情

「爪は死んだ細胞だから、何を塗っても大丈夫」「除光液は爪や皮膚を溶かす」などなど、たくさんの噂があるけど、実際どうなの??

■爪は死んだ細胞だからマニキュアを塗っても傷まない…?
これはウソ!爪と同じく「死んだ細胞」でできている「髪」で考えてみて!髪の毛は死んだ細胞だけど、トリートメントをする・しないで「ハリ」や「ツヤ」に違いが生まれるよね?マニキュアやジェルがずっと爪に張り付いていたら、自爪は皮脂による保湿がされない状態に。これでは「まったくトリートメントをしない髪の毛がパサパサになってしまう」ように爪も乾燥して弱くなってしまうの。それでもネイルはやめられないって人はオイルで爪の付け根をマッサージして保湿するように。また、ネイリストさんに相談しながら爪を休ませる期間を設けるのも良いよ!

■リムーバーに含まれるアセトンは爪や皮膚を溶かす?
これはホント。と言っても「爪や皮膚のタンパク質を分解してドロドロにしてしまう」という意味ではなく「皮脂を分解(乾燥した状態に)してしまい、長時間触れていると体内に入ってしまう」という意味。「溶かす」と言われると「ドロドロ」をイメージしてしまうけど「分解する」も「溶かす」に含まれるから、判定を『ホント』にしたよ。

だから「リムーバーで爪や皮膚が溶けちゃうんだって!!もう使えない!!」ではなく「換気を良くした部屋で手早くネイルをオフする→石鹸で手洗いをする→オイルで保湿する」という正しい手順を踏んで安全に使おう!

ネイルサロンでオフするときは「爪ごと指を浸す」やり方ではなく、きちんと「リムーバーに浸したコットンとアルミホイルをネイルの上に置いてしばらく放置する」やり方でやってもらって!

■アセトンフリーのリムーバーは爪に優しい?
ウソ!アセトンフリーの除光液はアセトンの代わりに「酢酸エチル」や「酢酸ブチル」「炭酸プロピル」を使っているよ。これらはアセトンと同様に「皮脂を分解(乾燥した状態に)してしまい、長時間触れていると体内に入ってしまう」危険性があるんだ。

ただし酢酸エチルは「果実臭」、酢酸ブチルは「バナナ様の甘い芳香」、炭酸プロピルは「無臭」で、アセトンのような刺激臭じゃないから「優しい」と思われているのかも。「爪に優しく」するにはこれらの濃度を下げて、アルコールやその他の成分を多くする以外にないの。

だから「アセトンフリー=爪に優しい」と思わずに「自分に合うもの」を見つけるようにしてね。アセトンを主成分とする除光液で問題がなかった人で「アセトンフリーだからと炭酸プロピレンを主成分とする除光液を使ったら爪が黄色くなった」と言う人もいるので、「自分に合ったものを使う」というのが大事!!

夏はマニキュアだけでなくペディキュアをやる人も多いはず。お風呂上がりにはお肌だけじゃなくて爪も保湿して健康的な自爪を維持しよう!

DSC00147ゴスロリ社長はるにゃん
女性を素肌からキレイにしていくために「残念なケア」や「買っただけで満足してしまったもの」にひとこと物申す!美肌・美髪・美爪・美骨・美筋肉の5大要素を鍛え上げて、「女磨き」しているダイヤの原石たちを「出荷状態」のダイヤへとスタンバイさせます。磨きすぎも磨いてるつもりも全然ダメ!ISO14001/9001のコンサルタント・美容家


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