11月18日に青山の国連大学で開催された「WorldShift Forum(ワールドシフトフォーラム)」というイベント。前回、家電チャンネル編集長の中村祐介が登壇したことはレポートしましたが、このイベントには他にも多くの人が登壇しています。
「WorldShift」という「世界を変えるために自分も変わろう」ということをアピールする世界的ムーブメントがあり、海外ではアーヴィン・ラズロ博士やゴルバチョフ元大統領などがこの活動に関わっています。日本でこの活動を行っているのが一般社団法人ワールドシフトネットワークジャパンです。今回はその年次イベントに行ってきました。
パーソナリティはNPO法人ガイア・イニシアティブ代表、野中ともよさん。「ともよママ」と慕われるやさしい笑顔が印象的でした。
ワールドシフトネットワークジャパン代表理事の谷崎テトラさんが「WorldShiftとは?」ということについて説明してくれました。
世界は待っていても変わらない、自分が変わらないといけないんですね。
このイベントではいろいろなジャンルで活躍する人が、自分の立場で「何ができるか?」ということについてプレゼンテーションを行います。エコイベントとは違い、様々な業種の人が登場するのがこのイベントの特徴だといえるでしょう。
元サッカー日本代表監督の岡田武史さん。現在は中国リーグで監督を務めている岡田監督は現地での様子もお話してくれました。日中問題がニュースでは取り上げられていますが、岡田監督の周りは監督を慕う人々でたくさんだということです。また、プライベートでは父親である監督は「子どもに争いのない地球を残したい」という強いメッセージを訴えました。
「READY FOR?」という日本初のクラウドファンディングのサービスを立ち上げメディアからの注目も高い米良はるかさん。事例を交えてクラウドファンディングの可能性について話してくれました。
ムガール帝国の末裔でもあり、ジャーナリストのフマユン.A.ムガールさん。宗教についてのお話でしたが、日本の文化をよく知るムガールさんだからこそわかりやすい内容で、参加者の人からも「こんなに抵抗なく宗教の話が聞けるなんて」という声が聞こえました。
7月の山口県知事選挙に挑戦し、保守王国を脅かした環環境エネルギー政策研究所(ISEP)所長の飯田哲也さんも昨年に引き続いての登壇です。
多摩大学大学院教授で元内閣官房参与の田坂広志さん。田坂さんのプレゼンテーションを見たい!という参加者が非常に多かったと聞きました。田坂さんは当日最後の登壇者だったのですが、柔らかい言葉でイベントに登壇した人たちの話をまとめていく話ぶりには感動でした!
すべての人が写真で紹介できないのが残念なのですが、当日はこちらの方たちが登壇されていました。
○田坂広志さん(シンクタンク・ソフィアバンク代表、元内閣官房参与)
○野中ともよさん(NPO法人ガイア・イニシアティブ代表)
○岡田武史さん(中国スーパーリーグ・杭州緑城監督、元サッカー日本代表チーム監督)
○飯田哲也さん(環境エネルギー政策研究所(ISEP)所長)
○吉原毅さん(城南信用金庫理事長)
○功能聡子さん(ARUN代表)
○米良はるかさん(オーマ株式会社 READYFOR代表)
○吉澤保幸さん(場所文化フォーラム代表幹事、NPO法人ものづくり生命文明機構常任幹事)
○加藤大吾さん(農家、NPO法人都留環境フォーラム代表理事)
○谷崎テトラさん(構成作家、ワールドシフト・ネットワーク・ジャパン代表理事)
○佐藤正弘さん(京都大学経済研究所准教授、地球サミット2012Japan代表)
○中村祐介さん(株式会社エヌプラス代表取締役、デジタルマーケティング・コンサルタント)
○橋本夏海さん(国際平和映像祭2012グランプリ受賞、慶應義塾大学経済学部2年)
○フマユン.A.ムガールさん(ジャーナリスト、イスラム神秘主義スーフィー主宰)
○シキタ純さん(NPO法人ビーグッドカフェ代表理事)
来場者の人たちもみなさん真剣で、お話を聞かせてくれた人たちはみんな「こんなにも多くのジャンルの人たちの話が聞けるなんて贅沢!」「自分で何かしようと思ったら、実現することができる時代になったんだと思う」と満足そうでした。
ちなみに家電チャンネルはみなさんの邪魔にならないように会場でパシャパシャ写真を取り続けていました。手に持っているのははソニーのデジタル一眼カメラ 「α55 (SLT-A55VL)」です。
登壇者でもある、京都大学経済研究所准教授、地球サミット2012Japan代表の佐藤正弘さんです。
いろいろなイベントがありますが、ここまで多くの立場の人の話を一度に聞けるイベントはそうないのではないでしょうか。丸一日のイベントでしたがあっという間で、楽しむことができました。
WorldShift Network Japan
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