富士通

富士通株式会社は株式会社富士通研究所と、使用済みのCDやDVDを富士通グループのリサイクルセンターで回収し、再生プラスチックとしてノートパソコンの筐体に再生利用するリサイクルシステムをパソコン製造業界で初めて構築し、2012年夏モデルの企業向けノートパソコン(「LIFEBOOK P772/E」)の本体前面の一部に適用を開始した。

再生プラスチックに不純物が含有・混入するリスクを回避するため、富士通研究所が作成した化学物質のリスク管理データベースに基づいて品質管理を行っており、ノートパソコンなどICT機器の含有化学物質の法規制への対応を可能にしている。このシステムにより、従来のノートパソコン製造プロセスと比べて、新たに使用するプラスチックの使用量を年間約10トン以上、CO2排出量を約15%削減できると見込んでいる。

今後も、ノートパソコンなど自社製品への適用拡大を図り、省資源化と環境負荷の低減に取り組んで行くということだ。