Duck

こんにちは、ビデオエディターを目指している小島暢華です。

今回はまた写真のプロジェクトに戻ってモノクロ写真の撮影に挑戦してみました。
モノクロ写真と言うと中学高校時代にちょっと変わったおしゃれな写真が撮りたいと思ってモノクロフィルムの使い捨てカメラを使っていたのを思い出します。モノクロ撮影をちゃんと学んだのは大学時代の16mmフィルムカメラのクラスでした。やはり色彩の無い分、カラーとは与えられる印象がだいぶ違いますよね。

モノクロ写真では灰色の陰影で色彩が表れます。なので、被写体を選ぶときにモノクロではどう見えるかを想像する必要があります。実際に肉眼でモノクロの世界を見れるわけではないので少々難しいですが、練習を重ねていくうちにどの被写体がモノクロですてきに見えるかわかるようになるそうです。

Ducks


気をつけるポイントは3つです。

■DSLRカメラでの撮影ではRAW画像で撮影する。
RAW画像は画像を作り出すのに必要な全てのデータが記録されるので、後からモノクロではよく見えないと気づいたときにはカラー写真としても使えます。そしてカメラによってはLCDのプレビューをモノクロに設定し、かつカラー写真としての可能性を残したまま撮影することも出来ます。

■コントラストの幅の大きい被写体を探す。
モノクロ写真では色ではなくコントラストの違いが灰色の陰影を表します。

■ライン、形に注目して被写体を選ぶ。
色の注目度が無い分、ラインや形で写真に注目度を与える必要があります。

他にも、いろいろ注意できる事があると思いますが、ひとまずこの3つを一番の注意点として見ました。皆さんの参考になればと思います。

Magpie


PineTrees



Nobuka小島 暢華 (Nobuka Kojima)
現在オーストラリアに在住。ブリスベンのグリフィス大学でBachelor of Digital Media Productionを勉強し、卒業後はアシスタントエディターとしてABCとナショナルジオグラフィックチャンネルで放送されたドキュメンタリーThe Lost Years – A Sea Turtle OdysseyやTop Gear Australia Series 3の製作に携わる。またウェディングビデオの編集の仕事も行なっている。
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