新生活がスタートした4月、これから新たに家電を買おうという人も多いだろう。そこで、巷にあふれる家電をお得に買う方法をまとめてみた。知らなきゃソン!賢い買い方を実践しよう。

■値切りのテクニック
「他店の価格を提示するとまけてくれる」というが、調べてまわるのが面倒な場合は「価格.com」での最安値を提示しよう。価格.comでの最安値を提示すると、値引きしてくれる所が多い。また、大型家電量販店が集中する街では、競争が激しいので値切りやすい。特に新宿がおススメ。駅から遠い店舗がベストだ。

さらに、値切るには狙い目の日時があるのをご存じだろうか。それは週末の午後7時~9時と水曜日の夕方。各店舗では土日を逃すと次の週末まで在庫を抱えることになる。 “多少値段を下げても売り切ってしまいたい”のだ。また、家電量販店は土日の売れ行きを見て値下げするか価格をすえおくか、メーカーの動向などを見ながら月火に検討して水曜日に価格の見直しをする店が多いためだ。
価格交渉は決定権を持っている人としなければ意味がない。売り場の主任など責任ある立場の人を呼ぼう。

そして、値切った店員から必ず名刺をもらい、裏に交渉額を書いてもらおう。その名刺を持って競合店へ行きけば、価格交渉ができる。

ちなみに、ヤマダ電機では商品を購入後、他店でもっと安いものを見つけてしまった場合、購入後でもその差額を返金してもらうことが可能だ。ヤマダ電機で購入したレシートと安い店舗のチラシなどを一緒にもっていくだけでいいそうだ。

もし、現金値引きが限界でもあきらめず、ポイント率を上げてもらうように交渉しよう。しかし、ゲームは販売価格が決まっているので、まず値引きが不可能と思ってよい。

■店舗・店員選びの重要性
量販店によって“品揃えは豊富だけど安さはいまひとつ”、“品揃えはいまひとつだけど大量仕入れで製品は安い”といった個性があるので、目的に合った店選びが大切だ。
また、接客してもらう定員も重要。若い男性店員は性能について詳しいが、実際の使い心地についてはいまひとつのこともある。その点、ベテランや女性店員は性能については詳しくなくても“生活者の視点”を持っている人が多い。複数の店員の意見をきいてみるのが良い。

■ポイントカードはどこがお得か
ヨドバシカメラの「ゴールドポイントカードIC eLIO」はヨドバシカメラでの買い物の場合、現金同様のヨドバシゴールドポイント+クレジットポイントとして1%のヨドバシゴールドポイントが加算される。1ポイントを1円相当としてヨドバシカメラで利用可能だ。ヨドバシカメラ以外の一般加盟店で利用する場合もほぼ全ての買い物でドポイントが1%貯まる。

ヤマダ電機の「ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード《セゾン》アメリカン・エキスプレス」の場合、ヤマダ電機での支払いではヤマダポイントが付与。ヤマダ電機各店で利用可能。一般加盟店では1000円の利用につき1ポイントが貯まる(1ポイントが大体5円)また、ANAなどスターアライアンス加盟各社での利用ではマイルが貯まる。
カードに付いているEdyでの支払いの場合、200円につき1ポイントをゲット。

ビックカメラの「ビックカメラSuicaカード」はビックカメラでの買い物の場合、ビックポイントを付与。付与率は、現金払いと同じだ。一般加盟店ではビックポイントとビューサンクスポイントが貯まる。1000円ごとにビックポイントが5ポイント、ビューサンクスポイントを2ポイント獲得できる。また、貯まったビックポイントをSuicaに交換可能なので、JR東日本を利用して通勤するなど、Suicaのヘビーユーザーにとってはお徳だ。
各ポイントカードの特長を把握して自分のニーズに合ったポイントカードを使おう。そして、貯まったポイントを使って商品を購入する際にコツがある。ポイント還元率の低い商品は、ポイントを利用して購入するべきだ。ポイント還元率が、10%未満の商品(書籍、一部のゲームソフト、アップル社の製品、年賀はがき等)でポイントを使用する。ポイント還元率の高い商品は購入の際に、ポイントを貯める。ポイント還元率の差が、お得ポイントとなるのだ。


知っているだけで得をする家電の買い方。買い物をするときには少し覚えておいた方がよいだろう。


価格.com


(牧田 亜紀子)