プラネタリウム

東京スカイツリーの開業、2012年5月22日(火)まであともう少し。自立式電波塔として世界一の高さ634mということで、東京で誰も経験したことのないアングルからの展望を楽しみに、すでにいろいろ準備している人も多い。
眼下にひろがるイルミネーションの海を大きく引き離し、一層空に近づいて星を見る体験も非常に楽しみだ。しかし、入場の予約がとれた日に天気が良いとは限らないし、現地でゆっくりと星を眺めるのは意外に難しいのかもしれない。

さらに、自分が登ってしまうと見えにくいものといえば、やはりタワーそのもののライトアップ風景だろう。東京スカイツリーでは、毎日交互に『心意気の“粋” 』と『美意識の“雅” 』をイメージしたカラーでのライティングが予定されているという。

この、ライトアップされたタワーと2012年5月の業平橋エリアの星空を同時に、自宅でゆっくり楽しめるプラネタリウムが2012年3月8日(木)に発売される。色はブルーグリーン基調の『粋』とパープル基調の『雅』の2種類。季節ごとの限定版として展開しており、すでに発売されている冬の空バージョンの実勢価格は4000円前後。一般家庭のなかでは、エアコンやAV機器などから漏れてくる明かりなどに邪魔される可能性が最も低い浴室に持ち込んで、星の静止画が楽しめる防滴仕様だ。

街に明かりがあふれる賑やかな業平橋エリアで、実際にタワーと星を堪能するのは大変だ。お風呂にゆっくり浸かり、好きな音楽でもかけながら、スカイツリーの理想的な眺めをプラネタリウムで思う存分一人占めしてみたい。

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(MIYUKI KOMATSU)