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家電チャンネルではGM管式に限らず、広く放射線測定器の情報をお届けしている。測定器の使いやすさにおいて、意外に忘れがちなのが電池の入手しやすさだ。ボタン型電池CR2450を使用する機種が多いが、工場の被災と買占めの影響で、福島でこの電池を入手するのは非常に困難な状況が続いている。入手しやすい単3乾電池使用の機種であることを条件に、購入する測定器の候補を絞るのもおすすめだ。
■誰にでも使えるシンプル構造
日本のメーカー、HORIBAの 環境放射線モニタ PA-1000 Radi(ラディ)は、専門知識がないユーザーが直感的に扱えるよう、さまざまな工夫がなされている。ガンマ線を検知し、ボタン1つで0.001~9.999μSv/hという低線量に対して精度の高い測定ができるうえ、ディスプレイの文字もかなり大きめ。もともと学校教育用に開発されているのもうなずける話だ。

しかも単3乾電池2本で連続50時間稼働し、水滴が付着しても正常に稼働する生活防水対応。メーカー希望販売価格は13万1250円だが、20万円程度で売っている業者もあるほどの人気機種。検出器には、寿命が長くて高性能な固体シンチレータ(CsI(TI))を搭載している。メーカー希望販売価格とほぼ同じ値段で当機をあつかっている業者では、7月末現在予約注文をすると、9月21日(水)ごろ出荷予定。

HORIBA 環境放射線モニタ PA-1000 Radi(ラディ)

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(MIYUKI KOMATSU)