ついに2011年7月24日に、宮城、岩手、福島の東北3県を除くすべての都道府県が地デジに完全移行する。今更聞けない地デジのいろはや、知っていると得する便利な情報をdigi2ライターが一挙公開!

アナログ放送とは違う、地デジ録画のダビング制限「ダビング10」とは?
被災地など一部エリアを除き、地デジへの移行が完了した日本のテレビ放送だが、アナログ放送の録画が無限にダビングできたのに対して、地デジでは録画のダビング回数に制限がある。ここでは、この地デジのダビング制限ルールである「ダビング10」とはどんなものなのか?について紹介する。



「地デジ難民は地震速報を受信できない?」、でも待てよ…
7月24日、東北の被災3県を除いてテレビ地上波のアナログ放送が停波された。総務省などへの問い合わせは、25日午後までで22万件を突破したそうで、多数の「地デジ難民」が発生していることは疑いようがない。マスコミなどは「地デジ化の遅れは緊急地震速報などの通達遅れにつながる」と報じているが、「ちょっと待て」と言いたい。



地デジに襲来する「2012年問題」とは?
2011年7月24日についに一部地域を除きアナログ地上波テレビ放送が停波した。さて、かつて1990年代後半に「2000年問題」というコンピュータ関連問題が大きな話題となったことがある。そして、現在、世間ではマヤ文明に関連して2012年に人類が滅亡する可能性があると騒いでいる。来年、人類が滅亡するかはわからないが、2012年には地デジにも大きな問題が発生する可能性がある。今回はこの「地デジ2012年問題」について紹介しよう。



地デジの方式が複数あるのはなぜか
テレビのデジタル放送化は世界的に進んでいる。だが、デジタル放送の方式は複数ある。大きく分けると、米国方式(ATSC)、欧州方(DVB/T)、日本方式(ISDB-T)、中国方式(CDMB-T)の4つ。各国とも、自国方式を外国に採用してもらおうと
懸命だ。なぜ、こんなことが起きるのだろうか。


地デジの番組を3TBのHDDに録画する
地デジが本格化した。筆者の場合、その地デジをPCで鑑賞/録画している。PCでの地デジ鑑賞/録画で問題となるのが、録画先のHDDの容量だ。できるだけ大容量のHDDを利用したいので、これまでは2TBのHDDを利用していた。しかし、最近では3TBのHDDが低価格で入手できるようになってきた。しかし、3TBのHDDを利用するには、場合によっては2TBの壁を越える必要がある


地デジ対応はテレビだけじゃダメ。ビデオレコーダーも地デジ対応を
7月24日のアナログ停波に向けて、これから地デジ対応テレビを購入しようとしている人もいることだろう。しかし、地デジ化が必要なのはテレビだけではないことを覚えておきたい。録画機器も地デジ対応が必要になるのだ。すでにDVDHDDレコーダーを持っている人でも、古いものでは地デジチューナーを搭載していないものもあるので注意したい。ここでは、これから地デジ対応レコーダーを購入したい人に、現在のレコーダーを選択するポイントを紹介しよう。


地デジ移行で不要になったVHFアンテナをラジオ用に転用
地デジ以降では、対応チューナー付のテレビなどの購入に加えて、アンテナなどの対応も必要になります。
アナログ放送時代にVHFアンテナしか付いていなかった地域では、UHFアンテナの購入が必要になり、デジタル放送ではVHFアンテナが不要になるので取り外してしまった方も多いようです。
しかし、VHFアンテナはテレビ用にはもちろん、他の用途に使用することができます。それがFMラジオです。


地デジの空き地で開始される「モバキャス」は普及するのか?
地デジ移行で気になるのが、移行した跡地を何に使うのかという点です。
用途として決定しており、すでに各種準備が始まっているのが、携帯端末向けマルチメディア放送です。
以前の記事ではmmbiに決定したと書きましたが、総務省による決定後、mmbiが会社分割を行い、放送事業は株式会社ジャパン・モバイルキャスティングになりました。mmbiはそこでソフトを提供する事業者の1つとなります。
その、ジャパン・モバイルキャスティングのサービス名が「モバキャス」に決定しました。