この暑い盛りの時に、自宅の冷蔵庫が壊れた。正確には冷蔵能力が急激に落ちたのだが。急遽家電量販店に走り、冷蔵を購入した。こればかりは待ったなしだ。各社のカタログを見ると、どのメーカーのどの機種もエコが売りになっていた。このエコ機能、便利なようだが、意外な盲点があった。といっても、異常に個人的な盲点ではあるが…
■機能よりもサイズを重視した
冷蔵庫を選択する場合、一番重視したのがサイズだ。その理由は、この暑い中で台所の模様替えなどしたくなかったからだ。冷蔵庫の隣には食器棚があるのだが、これまでの冷蔵庫より大きいサイズを購入するとなると、その食器棚を動かす必要があるし、食器棚を動かすには、その隣にあるレンジ棚を動かす必要もある。と、大騒ぎになってしまうのだ。なので、これまで利用していた冷蔵庫と同じサイズである必要があったのだ。
そこで、各社の機種から、これまで利用していられ遺贈事同じサイズのものをピックアップし、機種を選んだ。基本はやはりエコ機能。エコ機能で最も多いのが、ドアの開閉頻度や使わない時間帯を検出するなどして、効率のよい運転をするというものが多い。唯一、日立の冷蔵庫は、コンプレッサーを使わず霜で冷やす「フロストリサイクル冷却」という機能を利用した省エネ運転を実現していた。
いずれにしても、どのメーカーのどの機種でも機能的に大きな差があるわけではなかった。したがって、最終的には値引率の問題。結局、同一サイズで最も値引率の大きい機種を選んだ。

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今回購入したパナソニック「NR-F455T」


■内容積が盲点だった
さて、購入した冷蔵庫が届いた。もちろん、サイズ重視で選んだのだから、すんなりと古い冷蔵庫と入れ替えができ、ピタリと収まった。そして、それまで入れていた物も収納した。ただ… 
それまで入れてあった物が収まらないのだ。冷蔵庫を選ぶ際、内容積も調べた。同じサイズでも他社の機種はとても内容積が小さかったので、一番多きなものを選択した。選択した機種は451Lあり、これが一番大きかった。これより大きな内容積だと、サイズが大きくなってしまう。
このときは、サイズも前の機種と同じくらいで、一番大きな内容積の機種を選んだから、当然、今ある物はすべて入ると思い込んでいた。ところが、実際にはこれまでの冷蔵庫は500Lのもので、この50Lの差が大きかった。

■エコの基本は利用方法
あとから調べてみると、エコ機能等の搭載や冷却器の大型化などにより、背面の機能格納部分の容積が増え、その分、収納容積が小さくなっているようなのだ。もちろん、断熱効果を高めながら広い庫内を確保することは実現されている。それでも、やはり内容積が犠牲にされている部分もあるようだ。
さらに、エコ運転を効率的に行うには、やはり詰め込みすぎない、冷やしすぎないなど、これまでの冷蔵庫節電運転のポイントを活かした利用方法が大切なこともわかった。要するに、エコ機能のあるなしに関わらず、冷蔵庫の節電利用ポイントは同じということだ。
基本的な節電のための冷蔵庫利用を守って効率的に利用し、さらにエコ機能のハードウェアがそれをバックアップすることで、より大きな節電効果があるのである。機種の新旧に限らず、使い方を工夫することが節電には重要といってよいだろう。ありきたりのことだが、ユーザーの使い方が節電には重要だということを実感した次第。

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阿部信行 @ramunepapa [digi2(デジ通)]

digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
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