C7010B


家電チャンネルでは、2011年7月時点で入手できる可能性が高い放射線計測器を中心に情報をお届けしている。そこで今回ご紹介するのは、教材として学校用自作キットを扱っているChaney Electronics社の商品。
電子工作の基礎がないと自作はかなり難しく、文末でリンクしている「放射能から身を守る!! ガイガーカウンターGuideBook」という書籍ではスマートフォンと連動させるところまで仕上げている。これはさすがに敷居が高いので、自作キットを扱う会社では、組み立て済みの商品も扱っているところが多い。

■見えないものを体感する感動が味わえる
Chaney Electronics社の組み立て済み計測器はC7010。赤いLEDの明滅と、平常時なら1分間に3~4回だけ控えめに”カチッ”と鳴る警告音で、その場のベータ線とガンマ線の存在を知らせてくれる。四角い9V型という電池一本で動き、ボタンはオンとオフだけというシンプルさ。目に見えない放射線を、手軽に視覚と聴覚で体感してみたい人にぴったりだ。

なお、似た仕組みの計測器で、ロシア製のDRSB-88が、福島原発事故以前の価格、約20ユーロで出回っていた。日本のDRSB-88ユーザーたちが、自分の複数の計測器と比較し、どのような線量だと1分間に何回くらい鳴るのかネットで情報を交換している。C7010に関してもぜひ参考にしてみよう。


Chaney Electronics C7010

放射能から身を守る!! ガイガーカウンターGuideBook [新書]  日本放射線監視隊 (著)

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(MIYUKI KOMATSU)