「ソーシャルメディア」と呼ばれるものが登場してから、一定の時間がたっているが、これらは娯楽中心であった。しかし、東日本大震災を経て今では「メディア」として確立してきているようだ。

ビッググローブが調べたところによると、震災当日のTwitterは通常の1.8倍の利用量になり、これは3300万ツイートにものぼったという。通常は趣味や娯楽についてツイートされることが多いが、この日は停電や電話の不通によりほかのメディアが利用しにくかったこともあり、安否情報や最新情報が中心だった。励ましのメッセージを集める「pray for japan」のムーブメントが生まれるなどもはやメディアとしての役割は担っているといえるだろう。

ほかのメディアと違って、利用者が手軽に使え、互いに協力し合えることが特徴だ。簡単に利用できるだけに、今後は発信者も受信者も責任の在り方がより重要になってくるだろう。

東日本大震災におけるツイッターの利用状況について(NECビッググローブ)
http://www.biglobe.co.jp/press/2011/0427-1.html