TM45


どんなに安く、いろいろな機能を家電につけることができるようになっても、ユーザーが使いこなせなければ機能は存在しないも同然である。消費者から突きつけられた、この厳しい事実にどう向き合うか?それがメーカーが売上を伸ばすヒントだろう。


GfK Japanによる全国有力家電量販店のPOSデータ集計による数量順ランキングで、現在(2011年5月2日から2011年5月8日)、デジタルビデオカメラのNo.1に君臨し続けるパナソニックHDC-TM45。実売価格は5万2000円、最安値では4万28001153円と、前週よりさらに実売価格は3300円、最安値は1647円安くなっていてますますお買い得だ。ちなみに、ボディの色によって最安値は変わる。たとえばベリーピンクは最安値3万8800円。色にこだわる人、またこだわりがない人もこの値段差は要チェックだ。



■Panasonic HDC-TM45は手ブレや撮影ミスの補正が強力

現在Panasonic HDC-TM45にピタリとついた追っ手はビクター Everio GZ-HM670だ。仕様抜粋は以下のとおり。

ビクター Everio GZ-HM670
撮影スタイル 横 型
撮像素子 CMOS 1/4.1型
総画素数 332万画素
動画有効画素数 144万画素
幅x高さx奥行き 51x55x111 mm
撮影時間 115 分
撮影総質量:約235g(付属バッテリーパック、メモリーカード、グリップベルト含む)
初値(発売時期) 現在の最安値 差額 値下がり率
\74,466(2010/12) \31,900 -42,566 57.2%


Panasonic HDC-TM45
撮影スタイル 横 型
撮像素子 MOS 1/5.8型
総画素数 150万画素
動画有効画素数 130万画素
幅x高さx奥行き 51.5x59x109 mm
撮影時間 110 分
付属バッテリー含む使用時質量 235g
初値(発売時期) 現在の最安値 差額 値下がり率
\65,132(2011/2) \38,999 -26,133 40.1%

両機とも大きさはあまり変わらず、ビクター Everio GZ-HM670が3万円台前半であるのに対し、Panasonic HDC-TM45は3万円台後半で勝負している。なお、Everioの光学ズームは40倍、Panasonicは34倍だ。




■こんな人向け

画素数や撮像素子などのスペックと価格から判断するならば、ビクター Everio GZ-HM670だ優勢だ。しかし、月を撮影すると画面いっぱいまでズームにできる「40倍ズーム」など、必要としないユーザーもいるだろう。その点で見ると、初心者にありがちな撮影ミスを未然に防いでくれる機能を持っている、Panasonic HDC-TM45のほうが明らかに使い勝手がよさそうだ。


常勝デジタルビデオカメラはバランスが命!パナソニックが勝利した条件【売れ筋チェック】
http://kadench.jp/archives/65542679.html


パナソニック デジタルビデオカメラ HDC-TM45
http://panasonic.jp/dvc/tm45/

(小松ミユキ)